実務の記録
自社で運営しているECサイト(dott-miso.shop)のブログ記事について、掲載している画像の見え方に前から違和感がありました。「なんとなく見にくい」という感覚はあったものの、原因を言葉にできずにいました。そこでAIに全記事を監査させ、86記事に貼られている本文画像455枚を1枚ずつ確認しました。
結果は、感覚では気づけなかった構造がはっきり見えるものでした。2021年から2024年にかけて書かれた記事は、貼られている画像そのものが幅480pxしかなく、現在の記事幅に対して明らかに小さすぎました。拡大表示されるためぼやけて見えていたのはこれが原因です。一方で2025年春に書かれた記事は逆の問題を抱えていました。幅1980pxの大きな画像を圧縮せずPNGのまま直貼りしていて、1枚あたり1〜4.5MBという重さでした。しかもサイト内でクリック数が1位の記事が、この最も重い画像を抱えていました。
つまり画像の問題は一つではなく、記事を作った時期ごとに違う原因で発生していました。古い記事は小さすぎる画像、新しい記事は重すぎる画像です。同じ「画像が良くない」という感覚の中に、逆方向の2つの不具合が混ざっていたことになります。
この監査から学んだのは、コンテンツの品質は感覚で判断するのではなく、いつ作られたものかで層別して数値を見ると原因が特定しやすいということです。制作時のルールや使っていたツールは時期ごとに変わります。問題が起きた記事を年代で並べて見ると、感覚では見えなかった作業のクセが浮かび上がってきます。