← ギャラリーに戻る
サウナイキタイ マガジンのOGP画像

サウナイキタイ マガジン

運営: 株式会社サウナイキタイ

https://sauna-ikitai.com/magazine
コミュニティ参加型趣味・コミュニティ

超ユーザー参加型データベースメディア。もはや独自のSNSと言っても過言では無い。

ANALYSIS

たくさんのサウナーを産み育ててきたサウナ特化メディア『サウナイキタイ』。

名前がずるい。いや、すごい。ちょうド直球ストレート。
このメディアをサウナディアだと思わない人はいるだろうか、いや、いない。
サウナイキタイ。作り手もユーザーも共感できる願望。メディアのタイトルは当然そのメディアの行末を占うくらい重要なのですが、思いつけたとしてもつけてやり通せるかが次のハードにあり、それをひょいといとも簡単そうにやってのけてる「サウナイキタイ」
誰もがno music,no lifeを擦り続けるように、このタイトルは色んなところでオマージュと形を変えて伝わっていくでしょう。

タイトルにまず夢中になりすぎましたが、サイトに書かれているABOUT US的な設立経緯もとにかくエモい。

”サウナイキタイは「全国のサウナ情報を共有しあえる場所を作りたい」という思いからサウナをきっかけに出会った4人の有志が集まり、サウナのデータベースサイトとして2017年11月24日にスタートしました。”

4人の有志。データベースサイト。2017年11月24日との時代を感じる日付。メディアが「私たちは何者か」を示すことは多いんですが、でも、読者が知りたいのは沿革や正体じゃなく動機のほうなんですね。「なぜ生まれたか」を主役に明示してコンテンツにしているところって、実はあまり多くないと思います。同じように語れる背景を持っているメディアは絶対にあるはずで、これはもっとみんな真似したほうがいい。もう真似って言っちゃう。

と、サウナイキタイのサイトのすごいところはその仕掛けの多さでもありますね。
中でもぜひ注目してほしいのが独自の『トントゥポイント』。施設情報を登録したり、サ活を投稿したりすると、トントゥ(フィンランド語でサウナの妖精)が貯まっていく仕組みです。ポイント、じゃなくてトントゥという単位からして、もう世界観!

で、この貯めたトントゥ、景品が当たる抽選会に応募できるだけじゃなくて、参考になったサ活を書いた他のサウナーに贈ることもできる。ここがすごいです。自分が得たものを、他人への「ありがとう」に変換できる出口が用意されている。マガジンなのに昔のMixiみたいな相互コミュニティ感があるのは、この贈り合いの導線のおかげだと思います。しかも貯めたものの価値が、実際の施設利用というリアルな体験にちゃんと接続されている。閉じたゲームで終わっていねえなあ。

おそらくこれ、最初から完成形の設計図があったというよりは、サイトが育ちながらサービスが後から生えてきたんだと思います。(違ったらスミマセン!)普通そうやって増築したサービスはツギハギになって形骸化しやすいんですが、全部に「サウナ愛」が一貫しているからか、全部いい。機能を足すかどうかの判断基準が、たぶんKPIじゃなくて「サウナー的にアリか」とかだからかもしれません。(違ったらスミマセン!)

読みものと検索とSNSが1つのプラットフォームに乗っていて、記事を読む→施設を探す→実際に行く→サ活を投稿する→トントゥが貯まる→誰かに贈る→その投稿を読んだ人がまた施設を探す。輪がどこも途切れていない。メディアって普通は「読んで終わり」で、そこから先の行動はGoogleやSNSに流出していくものなので、自分のところで一周させきっているのは本当に強いです。

サウナイキタイがやったすごいことは、「サウナ情報をまとめたこと」じゃなくて、日本中にバラバラに存在していた「サウナイキタイ」な人を、一箇所に集めて、名前をつけて、見えるようにしたことで。もともといた人たちの、集まる場所がなかっただけ。それを作った。
自分の商売のまわりにも、まだ場所がないだけの「◯◯イキタイ」が転がっているんじゃないかなと、そんなこと思いました!最高!

編集部メモ

メディアという形をした相互コミュニケーションできる「村」づくり。難易度が高い設計を

ABOUT

中の人は、B2Bのコンテンツ戦略を仕事にしています。自社のオウンドメディアを分析してほしい方は、こちらからどうぞ。

参謀室のサービスを見る