← ギャラリーに戻る
JP CASTのOGP画像

JP CAST

運営: 日本郵政株式会社

https://www.jpcast.japanpost.jp/
企画力一次情報ファン化官公庁・インフラ

企画で読ませる、日本郵政のオウンドメディア

ANALYSIS

日本郵政のオウンドメディア『JP CAST』。郵便局の魅力を発信するメディア、というのがタグラインになっています。
が、
それだけじゃ言い表せないメディアとしての戦略と実行にめちゃくちゃ学びがあります。
あと、単純にコンテンツが面白い。一本一本の企画がいちいち面白い。

大資本らしい(想像)豪華なメディアだな…とちょっと斜に構えて、嫉妬まじりに、歯噛みしながら眺めていたんですが、見ていくうちに気づきます。これ、豪華だから面白いんじゃない。企画が強いから面白いんだわ。予算の話じゃないんだわこれも。
(でもたぶん予算はありそう)

この記事をぜひ探して見てください。
\\富士山頂郵便局に勤務する社員が、実際に目撃した「無謀な服装」ファッションショー//
富士登山と週末ゴルフの区別がついていない人 とか
風速20メートルの世界で折りたたみ傘を指してる人 とか
給水も防寒も考えずに富士山頂まで登ってきた限界ミニマリスト とか

もうこんなん富士山頂郵便局にしか作れないコンテンツすぎますよ。というか、「富士山頂郵便局に勤務」の時点で読者の心鷲掴み優勝。
日本でいちばん高い場所で郵便を受け付けている人がいて、その人が毎日、登ってくる人の服装を見ていて、その視点は世界にその人しか持っていなくて。
AIがどんなに進化したとしても、こういう情報はキャッチできないです。だってこんな情報、普通発信しようと思わないから。ネットのどこにも落ちてないから。もしかしたら「◯◯な人富士山頂で発見、激ヤバ〜」的なSNSの盗撮コンテンツはあるのかもしれないけれど。
とにかく、こういう企画をたてて作り切るメディアは本当にすごいです。

しかもこれ、バズ狙いのネタ企画に見えて、読み終わると「山を舐めた格好で登っちゃダメだ」がちゃんと入ってきていて啓蒙コンテンツでもあるのがまた良い。
ネタと公共性の両立って、企画でいちばん難しいやつですね。

コンテンツの幅もとんでもなくて、採用向け、社員向け、お客様向け、さらに機関投資家向けのIR系まで、ぜんぶ一つのメディアに乗っています。普通これをやると「で、誰に向けたサイトなの?」が発生して崩壊するんですが、JP CASTで崩壊していないのは、5分類の構造化が効いていることと、それぞれの分類の下に読み切れない量の記事がちゃんとぶら下がっているから。構造だけ立派で中身スカスカ、が世の中でいちばんよくあるパターンなので、量で殴れるのは正義です。

最後にひとつだけ言わせてください。
郵便局って、生活のいちばん近くにあるのに、中がまったく見えないというか、正直興味があまりない場所だと思うんです。でも、年賀状を出しに行くあのカウンターの向こう側に、富士山頂で勤務している人たちがいて、それが自分の身近の郵便たちにもドラマがあって、と思うと、コンテンツは無限に出てくると思うんです。
「うちには発信することなんて何もない」って言う会社の人ほど読んでほしいメディア。

編集部メモ

自分たちの当たり前は、実は外から見ると面白さに溢れている。職場解説は唯一無二のコンテンツ。

ABOUT

中の人は、B2Bのコンテンツ戦略を仕事にしています。自社のオウンドメディアを分析してほしい方は、こちらからどうぞ。

参謀室のサービスを見る