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Beyond Our Planet

運営: 日本電信電話株式会社(NTT宇宙環境エネルギー研究所)

https://www.rd.ntt/se/media/
一次情報思想発信研究開発・BtoB

宇宙・環境・エネルギーを、専門家インタビューで語る研究メディア。

ANALYSIS

NTT宇宙環境エネルギー研究所のオウンドメディア『Beyond Our Planet』。
宇宙、環境、気象、新エネルギー、バイオ。超難しそうな研究を徹底的なインタビューで伝えるメディアなんですが、まず驚くのが、インタビューの聞き手(取材者)と形にするライターの知識量と技術。

たとえばカーボンニュートラルの研究者インタビューで、生成AIの学習にどれだけ電力がかかるか、データセンターの電力需要がこの先どこまで伸びるか、という一次データが具体的な数字で出てきて、そのうえで「データセンターの演算処理そのものを、再エネの発電量に合わせて拠点間で動かす」という研究の中身まで語られています。
しかも、ほぼその知識ゼロの私でも興味をそそられるくらいのわかりやすさも併せ持っています。

生成AIの電力問題という時事的なことながら、専門性のものすごく高い研究最前線の一次情報に、インタビューでちゃんと普遍性を出している記事、メディア。初めてみました。オウンドメディアオタク的には、ネットにほとんど無いといいきりましょう。

しかもこの記事、研究の話だけで終わらずに、研究者本人が大学院でシミュレーションに感動したという原体験まで載っているんですが、専門領域の話って、業界と文脈をちゃんと理解していないと、専門家から本音や核心を引き出せないはずなんです。それができている。これぞインタビューのプロフェッショナル。
インタビュアー自体が専門家という線ももちろんありますが、それ以上に、メディアを作っている方のメディア側のプロ意識を感じました。

サイトの作りも徹底しています。記事カードには研究者の顔写真と実名。「世界最高効率」「世界初」の達成は金色のバッジでサムネイルに表示。そして記事の末尾には毎回、人材募集への導線。
何がいいたいかというと、メディアマーケの定石もしっかり抑えられています。

これ、学術メディアの顔をした研究者ブランディングと採用の装置でもありそうですよね。研究成果のプレスリリースでは伝わらない「この研究所で働く人の顔」を、読みものとして開いているわけですね、かっこ小難しくいうと。

読者を選ぶニッチなテーマだからこそ、届けたい人にはしっかり刺さって抜けないメディアだと思います。「うちの事業は専門的すぎて発信に向かない」と思っている会社ほど見てほしいです。専門的だから発信できないんじゃなくて、専門を翻訳できるメディアなんですよね。

編集部メモ

専門的すぎて説明を諦めていた領域を、聞き手の理解力を鍛えたうえでインタビュー記事にする

ABOUT

中の人は、B2Bのコンテンツ戦略を仕事にしています。自社のオウンドメディアを分析してほしい方は、こちらからどうぞ。

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